わかおの日記

文章を書くのが好きで、ちょくちょく日記やエッセイを書いている。

大学1年生の時からnoteをはじめ、更新するたびにインスタグラムのストーリーズに乗せているので友達はみな読んでおり、もはやプライバシーもへったくれもなくなっているが、割と評判がいいので満足している。

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とりあえずこの下に3つ載せてみたが、ほかにもアホみたいに量があるので気になった人はもっと読んでみてください。

また、去年の秋には友人たちと『ヤケクソ文學』という同人誌を作り、文学フリマで50部くらい売り上げた。

わかおの日記267

母親に連れられて脱毛に行った。これで「脱」デビューは、脱構築でもなく脱資本主義でもなく、脱毛ということになった。

だいたいぼくはどちらかといえば文化系だし、大して見た目にオスっぽいところもないのに(肩幅だけは無駄に広いが)、両の足に生い茂る毛だけは大したもので、夏になると短パンを履くのにも軽い罪悪感があった。

こんなナリで脱毛サロンに独りで突入するのはだいぶ勇気のいることだったので、親が連れて行ってくれてよかったと思う。

もう21年も生きているから、自分の行いのダサさを見ないふりできる境地に達している。なので水泳で着替える時に使ったようなタオルをサイズが合わないながらも体に巻いて、必死で乳首を隠しながらベンチに座っているところを脱毛サロンの女性に見られても全く恥ずかしくなかった。

息子が毛を脱している様子がおかしくて仕方ない母親にスマホを向けられながら、毛を剃られたり冷たい液体をかけられたり、謎の機械で刺激を与えられたりする経験はもはや官能的で、全て終わった後は清々しい気持ちだった。

わかおの日記269

彼女と一緒に授業を受けたあと、高円寺のラブホテルで阿波踊り(隠語)をした。阿波踊りをした後は「じゃぐら」で豚骨味噌ラーメンを食べるのがルーティンになりつつある。

2回も阿波踊りしたので結構クタクタで、ラーメンを食べた後ろくに口元を拭かなかったら、彼女に口の周りが汚いと怒られた。口の周りが汚いことから連鎖して、手の爪がいつも汚いことや、デリカシーがないことなども怒られた。

「そうちゃんは嫌なところが500個くらいあるけど、好きなところが600個くらいあるからギリギリ許せる」と言われて、地味に嬉しかった。

金田正一の通算成績は298敗400勝だけれども、勝ち越していればそれでいいわけで、人に好かれるってそういうことなのかと思った。欠点の見えないまま好かれてしまったら恐ろしい。

わかおの日記273

昨日はカレー屋が大混雑して、その後も彼女とカラオケに行ったり飲酒など。阿波踊りこそ踊らなかったが、全てを使い果たしてから寝たので、ぐっすり眠れて寝起きがよかった。

朝起きて間もなく騒音トラブル(弟のこと)と母親が家を出たので、午前中は自室にこもりレコーディングをした。その間父親はリビングで韓国ドラマを見ていた。

レコーディングを終え、お腹が空いたので冷蔵庫にあるもので適当に焼きうどんを作って父親と食べた。父親はビールを飲みながら韓国ドラマを見ていた。

腹を満たすと眠くなってしまい、ラジオを聴きながら寝落ちした。起きて水を飲もうとリビングに向かうと、父親がまたもや韓国ドラマを、愛犬を膝に乗せながら見ていた。

父親が韓国ドラマから少し目を離した隙にスマホでネットフリックスを見ていると、また韓国ドラマを見ようとしたのであろう父親が「今ネットフリックスでなんか見てるの?」と聞いてきた。「うん」と答えたら「あそう」と返ってきて、父親は韓国ドラマを見れなくなった。

夕飯を食べて特に何をするでもなく暇を潰し、風呂にでも入ろうかと思ってリビングを覗くと、息を吹き返したかのように韓国ドラマだった。風呂から上がり、体をほぐして布団に入ると、韓国ドラマの音といびきが隣の部屋から聴こえてきた。

中毒だと思う。